Solid Edge 2024 新機能紹介

AI/MLによる単一コンポーネント置換

• パーツの置換にてAI機能が働きます。
• 選択基準と拘束タイプに対して有効なソリューションが見つかった場合、［パーツを置換］ダイアログに複数のソリューションが表示されます。
• 予想されるソリューションをクリックしてプレビューを確認しながら、最適ソリューションを選択できます。

矛盾する幾何関係を検出し解決

• パーツの配置中に矛盾する幾何関係を検出し、問題を解決します。
• ダイアログ上にリストされる矛盾した幾何関係上にカーソルを乗せると、グラフィックウィンドウでその部位がハイライトします。
• 矛盾が解消された後に新しい幾何関係を作成できます。

チューブをトリム

• 交差するチューブを処理する新しい「チューブ&トリム」コマンドが追加されました。
• アセンブリフィーチャもしくはアセンブリ依存フィーチャとして作成されます。

鏡映コマンドのオリジナル削除オプション

• 鏡映にオリジナルを削除オプションが追加されました。
• オプションのオン／オフにより、ミラーコピー、ミラー移動どちらにも対応可能です。

パーツファミリーの機能強化

• 各メンバーごとに材質を定義できるようになりました。
• 単純化、マルチボディもサポートされるようになりました。

大規模モデルのビューイングパフォーマンス

• ビューダイナミクスのパフォーマンスが大幅に向上しました。
  • ビュー操作開始時のラグタイムを軽減
  • マウスによるズームがより滑らかに
• 新しいディスプレイアーキテクチャにより以下のパフォーマンスが向上しました。
• 多くのボディを持つパーツ
• 多くのコンポーネントを持つアセンブリ
• モデル表示パフォーマンスが全体的に向上しました。

CAD Direct

• Solid Edge 2023 よりSOLDIWORKS、Parasolid、STEPファイルを内部コンポーネントとしてインポート可能になりました。
• Solid Edge 2024では新たにInventor と CREO、ACIS が追加されました。

Simulation：メッシュ品質チェック結果表示

• Solid Edge 2024では、メッシュ表示が強化され、品質の悪い部分を見つけやすくなりました。
• メッシュの線の色が薄くなり、これにより失敗した要素を簡単に特定することができます。

MBD：自動寸法の強化

• オーダードおよびシンクロナス環境にて、スロットコマンドで作成されたスロットフィーチャに対する位置とサイズを認識するようになりました。
• 半径とフィレット、面取り寸法に合計数カウントが追加されました。
• １つ以上のデータム選択によりコマンドを実行できるので、旋盤加工品のような形状に対する寸法配置に役立ちます。

※ 別途ライセンスが必要になります。

MBD：寸法検査の強化

• フィーチャの拘束ステータスを識別できるようになりました。
• フィーチャの拘束ステータスに応じた異なる色で表示さます。
• フィーチャIDは、ダイアログ上の各拘束ステータスの下に表示され、選択すると対応するパーツ上の各フィーチャがハイライトします。
• 公差のない寸法を識別して、ハイライト表示できます。

※ 別途ライセンスが必要になります。